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Turn West in East
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taipei_01_002.jpg

 

台北へ向かう飛行機の中、僕は死んでいた。

飛行機に乗る直前まで、お茶や水を飲んではトイレに戻すというセルフ胃洗浄をしていたので、

機内で“来ないか”が心配だった。

 



機内食には、手のひらほどの蕎麦を除いてほとんど手を付けなかった。

とてもものを食べられる状況ではなかったが、

何か食べておかないと体力が持たないと思ったからだ。

 

一緒に出されていた牛丼のようなものは友人にあげた。

食べたい人が食べるのが一番良いんだ、そうだ、そうなんだ。

ちょっと無理をして食べてくれているのかもしれないけれど、

彼がおいしいと言っているから良いんだ、そうだ、そうなんだ。

 

 

無事にお口から逆流することもなく、

2時間のフライトを終えて桃園国際空港に着陸した。

飛行機の丸窓から見える中華民国の国旗が眩しい。

 

ここはもう、日本ではない。

 

こうして僕の初めての海外旅行はいよいよ本格的に始まったのだった。

 

 

taipei_01_003.jpg

 

ステップを降りると、そこには漢字だらけの看板が連なっていた。

さすが中国だ、とっても漢字だ。

まずは入国審査を済ませて荷物を受け取らなければならない。

 

入国/移民管理局と思しき係員にシドロモドロの英語をぶつけながら、

'Baggege(荷物)' の文字に右往左往しながら、

なんとか入国の手続きをするカウンターを見つけた。

 

しかし、そのカウンターの前に数十人と外国人が並んでいた。

ふう、長くなりそうだ。とりあえず、並ぼう。

 

あちこちから聞こえてくる外国語。

これは韓国語かな。

こっちは英語か。

あっちは……何語だ?

あ、日本語……。

 

今外国にいるのだという感慨をかみ締めていると順番が来た。

 

むむ、手続きには何やら用紙が必要らしい。

用紙を記入する台を指示された。

 

うーむ、'From' ……?……JAPAN だぜ! (※ 正しくは空港名を書く)

と思いっきり間違えたりしながら書き損じること3枚。

そこはこうでしょ、これはこうでしょと友人と共に四苦八苦しながら

やっと必要事項を記入した涙の一枚を提出。

 

ん?今度は何だ。

台湾での宿泊先の住所か電話番号か宿主の名前を記載しろと言っているようだ……。

はいはい、書きますよ。

えーと、

えーと……。

 

あるぇ?(・3・)

住所はわからない、電話番号はメモってない、M.H.さんの本名も漢字を思い出せない。

 

……やべぇ!(;・3・)

空港の外で彼が待っていることを伝えると、上司らしき人が出てきて何やら二言三言。

出国時にこの欄を書いておいてくださいねと言われ、何とか通してもらえた。

 

入国審査一つに手こずるとは先が思いやられる。

だが、M.H.さんと会ってしまえばもう台湾は俺の嫁、ナントカなるさ。

楽観は意志によるものである(笑)

 

(中略)

 

M.H.さんと彼の友人に出会ったあと、バスと電車で宿泊先に向かい、

すぐに荷物を降ろして出発。目指すは信義区、そしてそこに聳え立つ台北101。

しかし、M.H.さんは所用により数時間、別行動となる。

 

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残されたのは彼の友人と日本人2人。

英語でコミュニケーションをとりながら、大きな書店へと入る。

「誠品書店 Eslite」という、地上5階ほどの巨大なお店だ。

 

店内には書籍の数もさることながら、座り読みをする人の数も多い。

立ち読みすら侭ならない日本では、とても考えられない光景だった。

どうやら台湾ではこれが普通のようで、わざわざイスまで用意されているほどだ。

ちょっと台湾が羨ましくなったのは言うまでもない。

 

また、いたる所に日本語の書籍が並んでいる。

それだけ日本語を学んでいる台湾の人が多いということだろうか。

日本から輸入されたらしい本も少なくなかった。

 

台湾に来る前から欲しかったものがある。

中国語に翻訳された「狼と香辛料(狼与辛香料)」の漫画だ。

漫画なら小説よりも中国語を理解しやすいと思う。

勉強に役立つこと請け合いだ……と思う。

 

そうこうして探しているうちに、

「狼と香辛料」と「東方三月精」の中国語翻訳版を購入した。

東方のキャラクターにはカタカナ表記が少なくないので、

どんな漢字表記になっているかも楽しみだった。

 

 

 

 

夕食は「美食街」というレストラン街でとった。

正確に言えば友人たちが食事するのを見ていて、少し分けてもらったといった感じだ。

まだまだ二日酔いは醒めなかった。

ものを食べられる状況にはなかった。

 

その後、台北101へと向かった。 

地下鉄の駅を出たときからすでに、その高さを誇示する様を見せ付けられていた。

 

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世界一の座を奪われたとはいえ、その高さには目を瞠るものがあった。

 

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展望台に行くまでの間、毎分1000mの上昇を誇る世界最速のエレベーターに乗った。

台北101には、ダンパーと呼ばれる風圧制御装置がついており、

それを展望台の中央で見ることができた。

 

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89階の展望台からは、台北市街の夜景を眺めた。

道路を走る車列は光の川みたいだった。

 

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波乱な幕開けで始まった台湾旅行の初日は、こうして終わったのだった。

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