忍者ブログ
Turn West in East
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

驥(き)は一日にして千里なるも、

駑馬も十駕(じゅうが)すれば則ちまたこれに及ぶ

― 荀子

 

いい馬は一日に千里も走ることができるけど、

だめな馬でも十日ぐらい走れば同じ距離行けるよ。

そんな意味なのですが、いかにも荀子らしいなと。


荀子といえば、性悪説を唱えた古代中国の諸子百家の一人です。

友人が悪“ジュン”環が“ジュン”子なんだね!って覚えてました。

うまい覚え方です、まったく。

 

 

もともと駄馬(凡才、無才)でも努力すれば、天才や徳の高い人になれるんだよ。

そんな風にこの言葉を遺したのかもしれません。

先天的な才能なんて気にせず、努力するといいよっ!ということでしょうかね。

無才を恥じず無学を恥じれ、か。

現代にも通じるところはあるでしょうな。

 

あの、注意をひとつ書き留めておきます。

性悪説は「人間は努力をすれば聖人になれる」ことを説いているのであって、

「人間の本性が悪」という説ではありません。

専門書でもない Wikipedia にも載っているので、誤用は避けたいものです。

 

 

 

対して、こちらは性善説を唱えた孟子の言葉です。

彼もまた諸子百家の一人で、荀子と同じく孔子の弟子でした。

 

恒産なければ因って恒心なし

― 孟子

 

こちらも孟子らしい言葉です。

生活が安定するだけの収入や資産がなければ(恒産)、

よからぬ考えが浮かばない心(恒心)を保てない。

だいたいそんな意味です。

 

彼の唱える性善説はもともと人間は恒心をもっており、

放っておけば悪を行うこともある、という説です。

恒産がなければ恒心が発揮できない、とはそういうことなのでしょう。

 

 

性善説と性悪説。

どちらも一理あるように思います。

金言は自分で消化し、実践して初めて活きてくる。

わかった気になっているだけでは時間の浪費に他なりません。

 

古人の糟粕なんて言葉もありますが、

その粕をつかっておいしい粕漬けでもつくれるようになりたいものですね。

拍手

PR
この記事にコメントする
<!> コメントは管理者の承認後に表示されます。
<!> Your comment will be displayed after allowing of the admin.
<!> Sorry, due to annoying spam comments, English comments are NOT available now.
Name
Title
Color
E-Mail
URL
Comment
Password   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
TrackbackURL:
Twitter
プロフィール
HN:
ゆぎ(Yugi)
性別:
男性
職業:
大学生
趣味:
読書、音楽、歴史
自己紹介:
Twitter - mihuyuduki
Links - nicomixipixivmuzie

国際関係を学ぶ西日本の大学生。文章がうまくなりたいのでブログでも何でも書くべきなのですが……有言不実行なのでございますorz
正二十面体
シトロンとヘビの耳
読書メーター
ゆぎ(Yugi)の最近読んだ本
カウンター
2009年03月03日~
ブログ内検索

Template by Emile*Emilie
忍者ブログ [PR]